中古汎用理化学機器、断面試料作製装置の販売、在庫紹介

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アイアールシー株式会社

断面試料作製装置について【AIを用いた記述】

■ 断面試料作製装置の仕組み

断面試料作製装置は、電子顕微鏡(SEMやTEM)や光学顕微鏡を用いて材料の内部構造、界面状態、欠陥などを高精度に観察・分析するために、試料の物理的な断面を綺麗かつ損傷なく切り出す装置です。

主要な方式として「イオン研磨方式(イオンミリング)」と「機械研磨方式」の2つに大別されます。現在、汎用理化学機器として最も広く普及しているのは、アルゴンイオンビームを利用したイオン研磨装置(クロスセクションポリッシャ:CP)です。

イオン研磨方式の仕組みは、高真空容器内でアルゴンガスをイオン化し、高電圧で加速させて試料に照射するスパッタリング現象を利用します。試料の上に耐イオン性の遮蔽板(マスク)を設置し、遮蔽板からわずかにはみ出した部分だけにイオンビームを照射します。これにより、遮蔽板のエッジに沿って物理的な負荷を一切かけずに、直角で平滑な断面を削り出すことができます。

一方、特定の微小領域をナノメートル単位でピンポイントに切削する「集束イオンビーム(FIB)装置」や、鋭利な刃物を用いて超薄切片を作製する「ミクロトーム」なども、試料の材質や分析目的に応じて使い分けられています。

■ 断面試料作製装置の特徴

従来のダイヤモンド研磨剤などを用いた手作業や機械研磨と比較して、断面試料作製装置(特にイオンミリング装置)には以下のような優れた特徴があります。

1.物理的応力や熱によるダメージが極めて少ない
力を加えて削る機械研磨とは異なり、原子レベルで素材を弾き飛ばすスパッタリングを利用するため、試料に研磨キズやせん断変形(目潰れ)が発生しません。また、熱に弱い高分子材料や生体試料であっても、熱変性させずに元の構造を維持したまま断面を作製できます。

2.異種材料の複合サンプルに対応可能
金属と樹脂の複合材料、あるいは空隙の多い多孔質材料のように、硬度が大きく異なる素材が隣接している場合、従来の研磨では柔らかい部分が凹んだり、空隙が潰れたりします。断面試料作製装置は硬度差の影響を受けにくいため、異種材料の接合界面を極めて平坦に露出させることができます。

3.結晶構造や元素の分析性能を最大化できる
表面に加工硬化層や結晶歪みが残らないため、走査電子顕微鏡による結晶方位解析(EBSD)や、エネルギー分散型X線分光法(EDS)による微小領域の元素分析において、極めてノイズの少ない鮮明なデータを得ることが可能です。

■ 断面試料作製装置の用途

断面試料作製装置は、先進的なモノづくりや基礎研究、不具合の原因究明において不可欠な評価ツールとして、多岐にわたる産業分野で利用されています。

1.半導体・電子部品分野
プリント基板の多層配線構造の観察、はんだ接合部に発生する微小なクラック(ひび割れ)の検出、半導体パッケージ内部の空隙(ボイド)調査などに活用されます。微細化が進む電子デバイスの膜厚測定や、製造プロセスでの不良個所の特定に大きな効果を発揮します。

2.二次電池(リチウムイオン電池など)分野
正極・負極の電極構造、活物質粒子と集電体の界面状態、セパレータの微細構造の観察に用いられます。充放電の繰り返しに伴う電極の膨張・劣化メカニズムの解析や、安全性向上のための材料開発に貢献しています。

3.自動車・新材料分野
炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などの軽量複合材料や、表面に多層コーティングやメッキを施した金属材料の評価に使用されます。異種材料間の密着性評価や、内部に分散する添加剤の分布状態を正確に把握することができます。

4.品質保証・不良解析分野
製品の破損や機能低下が生じた際、非破壊検査(X線CTなど)で発見された内部異常箇所の詳細な構造観察用試料を作製する目的で幅広く使用されています。

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断面試料作製装置の過去取扱例
機器名称 メーカー 型番
断面試料作製装置 ライカ Leica EM TXP 在庫なし