中古 MKS 122RA(バラトロン)の在庫 2台
価格 30,000円(税別・送料別)
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同型を複数在庫しているため、初期不良時(1か月程度)は代納で対応できる場合があります。動作確認の結果・付属品は個体ごとに異なりますので、お問い合わせください。価格は税別・送料別です。
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バラトロンについて
AIでまとめた機種一般の解説です。個々の商品の仕様・状態は各商品ページでご確認ください。
バラトロンの動作原理と仕組み
バラトロンは、電容量型真空計(キャパシタンス・マノメーター)と呼ばれる真空計の代表格であり、米国MKSインスツルメンツ社の登録商標です。その基本構造は、極めて薄い金属(主にインコネル)やセラミックでできたダイアフラム(隔膜)と、その近傍に設置された固定電極で構成されています。
ダイアフラムによって仕切られた空間のうち、一方は超高真空に封止された参照室、もう一方は測定対象のガスが導入される測定室となっています。測定室に圧力がかかると、参照室との圧力差によってダイアフラムが微小にたわみます。このたわみにより、ダイアフラムと固定電極の間の距離が変化します。
平行電極間の電気容量(キャパシタンス)が距離に反比例して変化するという物理法則に基づき、この微小な距離の変化を静電容量の変化として高精度に検出します。検出されたキャパシタンスの変化は内部回路によって電気信号(電圧)に変換され、圧力値として出力されます。気体の物理的な力(単位面積あたりの荷重)を直接捉える構造であることが、動作の根幹となっています。
バラトロンの主な特徴
バラトロンの最も大きな特徴は、測定ガスの種類に依存しない「絶対圧測定」が可能である点です。ピラニ真空計や電離真空計などの一般的真空計は、気体の熱伝導率や電離効率を利用するため、ガスの種類ごとに補正を行う必要があります。これに対しバラトロンは、気体が膜を押す物理的な力を測定するため、窒素、アルゴン、腐食性ガス、混合ガスを問わず、同じ精度で絶対圧力を測定できます。
2つ目の特徴は、高い測定精度と再現性です。フルスケールに対して高い直線性を持ち、微小な圧力変動も感度良く捉えることができます。再現性にも優れているため、精密なプロセス管理に適しています。
3つ目は、優れた耐腐食性と耐環境性です。接ガス部にはインコネルをはじめとする高耐食性材料が使用されており、半導体製造などで用いられる反応性の高い強腐食性ガスにも耐えることができます。
さらに、温調機能(ヒーター内蔵)を備えたモデルが存在することも重要な特徴です。センサー内部を45℃、100℃、200℃などに加熱・保持することで、周囲の室温変化による指示値の変動(ゼロドリフト)を極限まで抑止します。同時に、測定対象のガスがセンサー内部で凝縮・結露して不純物が堆積するのを防ぎ、長期間にわたり安定したパフォーマンスを維持します。
バラトロンの主な用途
バラトロンはその信頼性の高さから、高度な真空プロセス制御が必要とされる多種多様な産業分野で利用されています。
最も代表的な用途は、半導体およびフラットパネルディスプレイ(FPD)の製造プロセスです。ドライエッチング、化学気相成長(CVD)、原子層堆積(ALD)、スパッタリングといった工程では、チャンバー内の圧力を数十Paから数百Pa程度の特定の範囲に極めて厳密に維持する必要があります。複数種類のプロセスガスを頻繁に切り替える環境下でも正確な圧力を測定できるため、プロセス制御の基準として標準的に使用されています。
また、他の真空計を校正するための基準器(二次標準ゲージ)としても広く用いられます。絶対圧を高い再現性で測定できる特性を生かし、工場や研究所における各種真空計の精度管理に貢献しています。
そのほか、医薬品や食品のフリーズドライ(真空凍結乾燥)装置での圧力監視、質量分析計などの精密分析装置の真空度測定、真空蒸留や材料合成といった化学プロセスなど、信頼性の高い圧力データが直接製品の品質や分析結果に影響を与える場面で不可欠な存在となっています。
MKS 122RAの買取も行っています
同型機を多数扱っているため、相場をふまえた査定ができます。不要になったバラトロンは、廃棄・処分の前に一度ご相談ください。