中古ファンの在庫・価格
在庫 1点 価格 10,000円(税別・送料別/価格掲載 1点)
別の呼び方: 送風ファン
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ファンについて
AIでまとめた機種一般の解説です。個々の商品の仕様・状態は各商品ページでご確認ください。
ファンは羽根車の回転によって気体にエネルギーを与えて送り出す送風機で、工場や研究施設では換気、局所排気、装置冷却、燃焼用空気の供給、乾燥炉の熱風循環などを担う代表的なユーティリティ機器である。JIS B 0132:2005では、単位質量当たりのエネルギーが25kJ/kg未満のもの(標準空気で全圧約30kPa相当)を送風機(ファン)と定義している。旧規格では圧力比約1.1未満、圧力上昇でおよそ10kPa未満をファンとし、それより高いものをブロワとして区別していた。現場ではいまもこの旧来の感覚で呼び分けることが多いため、呼称よりも必要な風量と圧力で仕様を確認するのが確実である。
仕組みは、気体が羽根車をどの方向に通り抜けるかで分類される。遠心式は軸方向から吸い込んだ気体を径方向へ吐き出し、渦巻き形ケーシングで速度エネルギーの一部を圧力に変換する。羽根の形状で性格が変わる。前向き羽根を多数もつ多翼形(シロッコ)は、同じ風量に対して小型で低騒音だが、効率は50%前後と低い。また風量の増加とともに軸動力が増え続けるため、抵抗の見積りを誤ると電動機が過負荷になりやすい。後向き羽根のターボ形や翼形は効率が60〜80%程度と高い。軸動力がある風量で頭打ちになるリミットロード特性をもつため、産業用の給排気に広く使われる。径向き羽根のラジアル(パドル)形は効率では劣るが、羽根に粉じんが堆積しにくく摩耗にも強いので、粉体を含むガスの搬送や集じん排気に向く。
軸流式は気体が軸方向に通り抜ける形式で、低圧・大風量に適する。案内羽根付きのベーン形、ケーシングのみのチューブラ形、プロペラ形などがある。圧力-風量特性に旋回失速による不安定な領域があり、その付近で運転すると騒音や振動の原因になる。このほか、気体が軸に対して斜めに流れる斜流式と、多翼羽根車を横断して流れる横流(貫流)式がある。斜流式は遠心式と軸流式の中間的な特性をもち、ダクトの途中に組み込みやすい。
選定では、ダクトや装置の圧力損失から系の抵抗曲線を求め、ファンの特性曲線との交点(動作点)が高効率域かつ安定域に入るかを確認する。回転数に対して風量は1乗、圧力は2乗、軸動力は3乗に比例する相似則が成り立つ。このため部分負荷時の省エネ効果は、ダンパで絞るよりインバータで回転数を制御するほうが大きい。吸込み気体の温度や密度で圧力と動力が変わるので、高温ガス、粉じん、腐食性ガスを扱う場合は、材質、軸受の冷却、軸シール構造も指定する必要がある。
設置形態では、羽根車と電動機を共通ベース(架台)に載せたベースタイプが一般的で、駆動方式には電動機直結、カップリング、Vベルトなどがある。ベルト駆動はプーリ比で回転数を調整できる反面、張り調整や交換の手間がかかる。保守では、軸受の潤滑状態と温度、羽根車への付着物による不釣り合い振動、防振装置やたわみ継手の劣化を定期的に点検するのが要点である。中古機を検討する際は、銘板の風量・静圧・回転数・電動機出力に加え、羽根車の摩耗や腐食、軸受の異音の有無を確かめるとよい。
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