中古 フルーク FLUKE デジタルボルトメーター 8922A
この商品は売却済みです(2017年10月)。同じ型式をお探しでしたら、お知らせください。
- メーカー
- フルーク FLUKE
- 型式
- 8922A
- 機種
- デジタルボルトメーター
- 年式
- 1995年
- 管理番号
- Z17032804
- 引渡・支払
- 現状有姿/出荷前銀行振込(公的機関は後払い可)
デジタルボルトメーターとは
機種一般の解説です(AIによる記述)。この個体の仕様ではありません。
◆ デジタルボルトメーターの概要と主な特徴
デジタルボルトメーター(DVM)は、回路上の2点間の電位差(電圧)を測定し、その結果をデジタル数値で表示する電気計測器です。針の動きを目盛りで読み取る従来のアナログ式と比較して、きわめて高い測定精度と作業性を持ち、現代の産業界で幅広く活用されています。
デジタルボルトメーターの大きな特徴は、目視による読み取り誤差を排除できる点です。測定値が直接数値として表示されるため、作業者の熟練度や斜めから目盛りを見る視差(パララックス)による誤読が起こりません。また、分解能が非常に高く、数ミリボルトや数マイクロボルトといった微小な電圧変化も正確に検出可能です。
さらに、入力インピーダンス(入力抵抗)が非常に高いことも特筆すべき点です。一般的な製品では10メガオーム以上の入力インピーダンスを備えており、測定対象の回路から電流をほとんど引き抜きません。これにより、計測機器を接続したことによって回路の動作が変わってしまう「ロード効果」を防ぎ、本来の正しい電圧を測定できます。
加えて、通信インターフェースを搭載したモデルが多く、測定データをリアルタイムでPCへ転送したり、自動計測システムへ組み込んだりできる拡張性も備えています。
◆ 電圧測定の仕組みと動作原理
デジタルボルトメーターがアナログ値である電圧をデジタルデータに変換して表示するまでには、大きく分けて3つのステップがあります。
最初に行われるのが、入力信号の整調です。測定端子に入力された電圧は、内部の減衰器や増幅器を通過します。過大電圧は安全なレベルまで減衰させ、微小電圧は増幅させることで、後続回路が正確に処理できる最適なレンジへ調整します。
次に行われるのが、核心部である「A/D(アナログ・デジタル)変換」です。調整されたアナログ電圧は、A/D変換器によってデジタル数値へと変換されます。高精度な測定が求められる用途では「二重積分型」や「ΔΣ(デルタシグマ)型」といった変換方式がよく用いられます。二重積分型は、入力電圧をコンデンサに一定時間充電し、基準電圧で放電させる際の時間の比率から電圧を算出する方式です。商用電源(50Hz/60Hz)に由来するノイズを打ち消す効果が高く、非常に安定した測定を実現します。
最後に、デジタル化されたデータは内部のマイクロプロセッサで演算処理されます。校正値の適用や単位換算、データの平均化などが施された後、液晶パネルなどのディスプレイに測定結果が表示されます。
◆ 産業分野における主な用途
デジタルボルトメーターは、開発から製造、保守点検に至るまで、さまざまな場面で不可欠な工具・装置として機能しています。
研究開発の現場では、電子回路や半導体の動作検証、高精度センサの出力計測などに使用されます。回路の微細な挙動を確認し、製品の品質や性能を高めるための基礎データ収集に役立っています。
製造ラインや品質管理の現場では、出荷前検査や基板検査の自動化に組み込まれています。PCや自動制御装置と連携させることで、判定の自動化や計測データの自動記録を実現し、検品作業の効率化と品質の均一化に貢献しています。
工場やプラントでの保守・点検作業においても、重要な役割を果たします。制御盤の電源電圧確認、モータ駆動回路の診断、各種センサ(温度・圧力など)の出力信号のチェックなど、トラブルシューティングや予防保全に活用されています。
さらに、最上位グレードのデジタルボルトメーターは、他の計測器や標準器を校正するための基準機器としても運用され、工場全体の計測精度を支えています。



