中古 菊水電子工業 Kikusui 充放電コントローラー PFX2512
この商品は売却済みです(2020年1月)。同じ型式をお探しでしたら、お知らせください。
- メーカー
- 菊水電子工業 Kikusui
- 型式
- PFX2512
- 機種
- 充放電コントローラー
- 管理番号
- Z18040301
- 引渡・支払
- 現状有姿/出荷前銀行振込(公的機関は後払い可)
充放電コントローラーとは
機種一般の解説です(AIによる記述)。この個体の仕様ではありません。
充放電コントローラーの仕組み
充放電コントローラーは、二次電池(リチウムイオン電池、鉛蓄電池、全固体電池など)の充放電動作を高精度に制御し、その特性や性能を測定するための計測機器です。基本構成は、直流電源部、電子負荷部、計測制御部、および安全保護回路から成り立っています。
充電プロセスでは、交流電源から供給された電力を正確な直流電力に変換し、電池へ供給します。代表的な制御方式として「定電流(CC)充電」や「定電圧(CV)充電」があります。初期段階では一定の電流で効率よく充電を行い、規定の電圧に達した後は電圧を一定に保ちながら電流を絞ることで、電池への負荷を抑えつつ満充電状態にします。
放電プロセスでは、装置自身が電子負荷として機能し、電池から電力を引き出します。「定電流(CC)放電」「定電力(CP)放電」「定抵抗(CR)放電」などのモードを選択し、実際の機器使用時に近い負荷環境を再現します。
これらの充放電動作中、制御部はミリ秒単位の高速で電圧、電流、温度、内部抵抗などのパラメータを連続的に計測します。取得されたデータは解析用ソフトウェアに送られ、電池の容量計算や劣化状態の数値化が行われます。
充放電コントローラーの特徴
電気計測器としての充放電コントローラーには、製品開発や品質管理の現場で要求される高度な機能が備わっています。
一つ目の特徴は、極めて高い測定精度と応答速度です。微小な電流・電圧の変化を捉える高精度な分解能を持ち、急速な負荷変動に対しても遅延なく制御を追従させることができます。これにより、電池の微小な内部変化や過渡応答特性を正しく把握できます。
二つ目は、優れたエネルギー効率を実現する電力回生機能です。放電時に電池から放出されるエネルギーを熱として破棄せず、交流電力に変換して施設内の電源系統へ戻す仕組みを持っています。大容量電池のテストにおいて発熱を抑え、消費電力を大幅に削減できるため、環境負荷低減とランニングコスト抑制に貢献します。
三つ目は、高度な安全対策と保護機能です。過充電、過放電、極性逆接続、異常発熱などを検知すると、即座に電流を遮断する物理的・電気的な保護回路を複数備えています。熱暴走のリスクを伴う電池評価において、試験の安全性を担保します。
四つ目は、柔軟な試験プログラムの作成と多チャンネル化です。環境試験槽(恒温槽)と連動した温度変化試験や、数百サイクルに及ぶ長期的耐久試験を全自動で実行可能です。複数セルを同時に個別に制御できるマルチチャンネル対応モデルも多く存在します。
充放電コントローラーの用途
充放電コントローラーは、電池が関わるあらゆる産業の最前線で利用されています。
主な用途の一つが、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)向けの車載バッテリーパックおよびモジュールの開発・評価です。実際の走行パターン(WLTCモードなど)を模した出力変動を入力し、航続距離の予測、急速充電時の挙動確認、寿命性能の評価に使用されます。
また、スマートフォンやノートパソコン、電動工具などに搭載される小型二次電池の研究開発や、工場での出荷前全数検査・抜取検査にも不可欠です。生産ラインにおいては、セルごとの性能バラツキを検出し、品質基準を満たす製品のみを選別する工程で用いられます。
さらに、再生可能エネルギー分野では、太陽光や風力発電と組み合わせて使用される系統用大型蓄電システム(ESS)の性能評価に活用されています。加えて、使用済みEVバッテリーの状態を正確に診断(SOH診断)し、再利用(リユース)やリサイクルへ回すための選別作業においても重要な役割を果たしています。



