中古 東京硝子器械 FINE ウォーターバス(マルチバス) FMB-180
この商品は売却済みです(2020年9月)。同じ型式をお探しでしたら、お知らせください。
- メーカー
- 東京硝子器械 FINE
- 型式
- FMB-180
- 機種
- ウォーターバス
- 年式
- 2017年
- 備考
- SUS容器×1個、回転子40mm×1個あり
- 管理番号
- Z20081807
- 引渡・支払
- 現状有姿/出荷前銀行振込(公的機関は後払い可)
ウォーターバスとは
機種一般の解説です(AIによる記述)。この個体の仕様ではありません。
ウォーターバスの概要と基本構造
ウォーターバス(恒温水槽)は、液体である水を加熱媒体(熱媒)として利用し、容器に入れた試料や試薬を均一かつ安定した温度で加熱・保温するための実験・産業用装置です。直火加熱のように局所的な高温化を起こさず、穏やかで再現性の高い熱処理を実現できる機器として、研究機関や検査施設、工業分野の品質管理現場などで広く導入されています。
構造としては、耐食性に優れるステンレス製などの水槽を中心に、加熱を行うヒーター、温度を監視するセンサー、それらを制御する電子回路、および各種安全装置によって構成されています。用途に応じて、振とう機能を備えたモデルや、循環ポンプを内蔵したモデルなど多様な仕様が存在します。
ウォーターバスの仕組みと動作原理
ウォーターバスの基本的な仕組みは、水槽内に満たされた水をヒーターによって温め、その熱を水槽内の容器へ間接的に伝達するというものです。水槽内部には高精度な温度センサー(Pt100白金測温抵抗体やサーミスタなど)が配置されており、水温の変動を常時監視しています。
制御部にはPID制御と呼ばれる自動調整システムが組み込まれていることが多く、センサーからの計測データをもとにヒーターへの通電量を細かく制御し、設定温度を正確に保持します。また、水槽内部の温度ムラをなくすため、水流を起こすプロペラやポンプで強制的に水を循環させる構造や、磁石の力で内部の撹拌子を回転させるスターラー機能が盛り込まれている製品もあります。水は他の液体と比較して比熱が大きいため、一度温まると外部の温度変化に影響されにくく、対象物に対してきわめて安定した熱エネルギーを与え続けることができます。
ウォーターバスの主な特徴
ウォーターバスの最大の特徴は、対象物を包み込むように均一に加熱できる点にあります。直接加熱方式であるホットプレートやバーナーでは、容器の底面だけが高温になり、サンプルの焦げ付きや熱に弱い成分の破壊(変性)が起こりやすくなります。ウォーターバスは水を介して加熱するため、局所過熱を防ぎ、緩やかで均一な温度変化を提供します。
また、水の物性を利用しているため、常圧下での最高温度が100度を超えないという安全上のメリットもあります。可燃性溶媒や有機化合物を扱う際にも、発火や暴走反応のリスクを低減できます。精度面においては、高性能モデルであれば±0.1度から±0.01度という非常に高いレベルで温度を一定に保つことが可能です。さらに、ラックやフタの形状を変更することで、試験管、フラスコ、ビーカー、マイクロチューブなど多種多様な形状の容器に対応できる汎用性の高さも特徴です。
多彩な分野における用途
ウォーターバスは、温熱環境の再現性が求められるあらゆる場面で活用されています。
生命科学・バイオ分野では、37度前後に保たれた水槽で酵素反応やDNA増幅処理を行ったり、細胞培養用の培地を加温したりするために不可欠です。また、凍結保存された細胞や血清試薬を急速かつダメージなく解凍する用途でも常用されます。
化学および製薬分野においては、有機合成の反応温度保持、ロータリーエバポレーターと組み合わせた溶媒の留去(蒸留操作)、薬品の溶解促進や前処理加熱などに用いられます。
食品・環境分析分野では、食品の微生物検査における培地の保温、酵素分解法を用いた成分分析、水質検査における前処理の試薬反応に用いられます。
工業・材料試験の分野でも、樹脂やプラスチックの熱変形試験、接着剤の加硫・硬化テスト、電子部品の温水浸漬による耐熱性・防水性評価など、製品性能を測定する試験機器として欠かせない存在となっています。



