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ディスペンサーとは

機種一般の解説です(AIによる記述)。この個体の仕様ではありません。

ディスペンサーは、接着剤、はんだペースト、シール剤、グリース、導電性ペースト、封止樹脂などの液剤を、決めた量だけ決めた位置へ吐出する装置である。電子部品の実装や組立工程で、点状、線状、面状の塗布を再現よく行うために用いられ、卓上ロボットや実装機のヘッドに組み込まれることも多い。構成は、液剤を収めるシリンジやタンク、吐出量を決める制御部、ノズルやバルブからなる。
最も普及しているのはエアパルス式で、シリンジ内に一定圧力の圧縮空気を設定時間だけ加え、その間に押し出された量を吐出量とする。構造が簡単で液剤の交換も容易だが、シリンジ内の空気の圧縮性とノズル抵抗のため立ち上がりに数十ミリ秒の遅れがあり、液の残量が減って空気の容積が増えると吐出量もずれる。このため残量に応じて加圧時間を補正する機能や、停止時にわずかな負圧をかけて液だれを防ぐ機能を備えた制御器が多い。
スクリュー式(ねじ溝式)は回転するねじで液を送り出す方式で、フィラー入りの高粘度材料やペーストの連続塗布に向くが、高速の間欠塗布は得意でない。モーノポンプ型やピストン型の容積計量式は、粘度変化や残量の影響を受けにくく、定量性を重視する用途で使われる。ジェット式は、ピエゾ素子や空気圧で弁体を高速往復させ、液滴をノズルからワークへ飛ばす非接触方式である。ノズルを上下させる必要がないため数百Hz以上の高速打点が可能で、1回あたりナノリットル級の微小量を扱え、段差のある基板や狭い隙間への塗布に適する。
実務上の要点は、吐出量の安定性が液剤の粘度とその温度依存に強く左右されることである。多くの樹脂は温度が数℃変わるだけで粘度が大きく変わるため、シリンジやノズル、バルブを一定温度に保つ温調器を併用することがある。ほかにも、2液性材料のポットライフ、フィラーによる摩耗や沈降、気泡の混入、ノズル内径とワークとの距離(ギャップ)、ノズル先端への濡れ上がりが品質に影響する。導入時は、扱う液剤の粘度範囲、必要な最小塗布量と繰返し精度、タクト、エア源の清浄度を整理して方式を選ぶとよい。塗布量の管理は、一定回数ぶん吐出した液を精密天びんで量って1回あたりの重量を求める方法が一般的で、画像による塗布形状の検査と組み合わせることも多い。ロボットと組み合わせて線を引く場合は、移動速度と吐出量の釣り合いが線幅を決め、始点と終点の溜まりやかすれを抑えるための吐出の先行・遅延時間の調整も要る。保守では、使用後の流路洗浄と、硬化性の材料を流路内に残さないことが部品の寿命を左右する。

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