中古 共和理研 アナログPN判定器 K706TS
この商品は売却済みです(2013年10月)。同じ型式をお探しでしたら、お知らせください。
- メーカー
- 共和理研
- 型式
- K706TS
- 機種
- PN判定機
- 管理番号
- C122701
- 写真
- 記録なし
- 引渡・支払
- 現状有姿/出荷前銀行振込(公的機関は後払い可)
PN判定機とは
機種一般の解説です(AIによる記述)。この個体の仕様ではありません。
PN判定機は、半導体基板(ウエハ)やインゴットがP型半導体であるか、N型半導体であるかを瞬時に特定するための判定装置です。半導体の製造現場や研究開発において、材料の電気的特性を正しく把握・管理するために欠かせない測定器となっています。
PN判定機の仕組み
PN判定機で最も一般的に採用されている判定方式は、「熱起電力法(ホットプローブ法)」と呼ばれる物理現象を利用した仕組みです。
この方式では、測定対象となる半導体表面に2本の電極(プローブ)を接触させ、一方のプローブを加熱して加熱部と非加熱部(常温部)の間に局所的な温度差を作り出します。
半導体内部では、温度が高くなると多数キャリア(電気を運ぶ粒子)の運動エネルギーが増加し、高温部から低温部へと拡散移動しようとします。このとき、P型半導体の場合は多数キャリアである「正孔(ホール)」が高温部から低温部へ移動するため、低温部が正(プラス)の電位になります。一方、N型半導体の場合は多数キャリアである「電子」が高温部から低温部へ移動するため、低温部が負(マイナス)の電位になります。
PN判定機は、この2つの電極間に発生する微小な熱起電力の極性(プラスかマイナスか)をセンサで検出し、増幅器を経てP型かN型かを判定します。この仕組みにより、非破壊かつわずか数秒という短時間で正確な極性判定が可能となります。
PN判定機の特徴
PN判定機には、産業用測定器として以下のような優れた特徴があります。
判定速度の速さと操作の簡便さ
測定対象にプローブを接触させるだけで、瞬時に判定結果が得られます。表示パネルの数値やLEDライト、音声通知などによって直感的に判定結果が提示されるため、専門知識がない作業者でも簡単に扱うことができます。
非破壊・微小負荷での測定
半導体用プローブは極めて繊細に作られており、接触荷重も適切に制御されているため、高価なシリコンウエハやインゴットの表面に傷をつけずに測定できます。ライン組み込み型の装置では、自動制御によってさらに安全な測定を実現しています。
広範囲な比抵抗への対応
超高純度の高抵抗シリコンから、不純物が高濃度にドープされた低抵抗材料まで、幅広い抵抗率のサンプルに対応できる高い測定精度を備えています。比抵抗の違いによって判定がブレにくいため、安定した品質管理が可能です。
多角的な装置形態
手軽に持ち運べるポータブルタイプ、ラボ用の卓上型、製造ラインの搬送装置に組み込んで全数自動検査を行うインライン型など、用途に応じた多様なモデルが存在します。
PN判定機の用途
PN判定機は、半導体産業を中心に材料から製品リサイクルに至るまで幅広く活用されています。
ウエハおよびインゴットの受入・工程検査
シリコン結晶の引き上げ工程やスライス工程において、作製された材料が仕様どおりの導電型(P型・N型)になっているかを確認します。品種の混同や、異物混入(コンタミネーション)による極性の誤りを未然に防ぐセキュリティチェックとして機能します。
半導体デバイスの製造・品質管理
パワー半導体、LED、太陽電池、ICチップなどの製造過程において、不純物拡散やイオン注入を行ったエリアが意図通りP型・N型に反転しているかを工程の合間で評価・確認する用途に使用されます。
シリコン材料のリサイクル・選別
使用済みのシリコンウエハや製造工程で生じる端材(スクラップ)を回収して再利用する際、P型とN型が混在すると再溶融時の品質低下を引き起こします。そのため、原料の分別・選別作業においてPN判定機が必須のツールとなっています。
研究開発領域での材料評価
大学や企業の研究機関において、次世代半導体材料(SiC、GaN、酸化ガリウムなど)の評価や、新開発した薄膜材料の電気的性質を評価する基礎データ取得のために広く利用されています。