中古 京都電子 水分気化装置 ADP-511
この商品は売却済みです(2016年4月)。同じ型式をお探しでしたら、お知らせください。
- メーカー
- 京都電子
- 型式
- ADP-511
- 機種
- 水分気化装置
- 管理番号
- F022414
- 写真
- 記録なし
- 引渡・支払
- 現状有姿/出荷前銀行振込(公的機関は後払い可)
水分気化装置とは
機種一般の解説です(AIによる記述)。この個体の仕様ではありません。
水分気化装置の仕組み
水分気化装置は、直接測定が難しい試料に含まれる水分を加熱によって気化させ、水分計の測定部へ移送するための周辺装置です。主にカールフィッシャー水分計などの高精度な計測機器と組み合わせて使用されます。
基本的な仕組みは、まず試料を専用のバイアル瓶や加熱ボートに採取し、装置の加熱炉にセットすることから始まります。加熱炉内で試料があらかじめ設定された温度まで加熱されると、内部に含まれる水分のみが蒸発して水蒸気となります。
このとき、装置内部には乾燥窒素や乾燥空気などのキャリアガスが一定流量で流されています。発生した水蒸気は、このキャリアガスと同伴して配管を通り、水分計の滴定セル(測定部)へと自動的に導かれます。配管部分は途中で水蒸気が結露するのを防ぐため、ヒーターで常に加温されています。滴定セルに到達した水蒸気は試薬に吸収され、電量滴定法や容量滴定法によってその質量が定量化されます。
水分気化装置の特徴
水分気化装置の最大の特徴は、直接滴定が不可能な難溶性試料や、試薬と副反応を起こす成分を含む物質でも、影響を受けずに高精度な水分測定ができる点にあります。
1つ目の特徴は、測定セルの汚染防止と試薬の保護です。試料そのものを測定試薬に投入しないため、試薬の劣化や電極の汚れを防ぐことができ、安定した測定精度を長く維持できます。
2つ目の特徴は、高度な温度制御機能です。物質によって水分が放出される温度や分解温度が異なるため、装置は室温付近から数百度まで高精度な加熱制御を行います。過熱による試料の熱分解(分解水の発生)を防ぎながら、表面付着水や結晶水を選択的に気化させることが可能です。
3つ目の特徴は、多様な試料形態への柔軟な対応力です。固体、粉末、ペースト状、高粘度液体など、物理的形状を問わずにセットできます。また、オートサンプラー(自動試料交換装置)を組み合わせることで、多数の検体を連続して自動測定するシステムへの拡張も容易です。
水分気化装置の用途
水分気化装置は、微量の水分が品質や安全性を大きく左右する先進産業分野を中心に、研究開発から品質管理まで幅広く導入されています。
プラスチック・樹脂分野では、成形加工時の気泡発生や強度低下を防ぐため、ペレット状の樹脂材料(PET、ナイロン、ポリカーボネートなど)の水分測定に使用されます。これらは有機溶媒に溶けにくいため、気化装置の利用が標準となっています。
電池・電子材料分野では、リチウムイオン二次電池の正極・負極材、電解液原料、セパレータなどの微量水分管理に不可欠です。電池の劣化や発火事故を防ぐため、ppmレベルでの極めて高い測定精度が求められる現場で威力を発揮します。
医薬品・化学品分野では、粉末状の原薬、固形剤、カプセル、各種微粉末材料の測定に利用されます。水分の存在は薬効成分の分解や変質を引き起こすため、厳格な品質保証のために用いられます。その他、潤滑油などの高粘度オイルや、食品、セラミックス分野など、直接測定が困難なあらゆる素材の水分評価に貢献しています。