中古 協真エンジニアリング KYOSIN ENGINEERING 液晶注入装置 VF-333-R
この商品は売却済みです(2021年11月)。同じ型式をお探しでしたら、お知らせください。
- メーカー
- 協真エンジニアリング KYOSIN ENGINEERING
- 型式
- VF-333-R
- 機種
- 液晶注入装置
- 管理番号
- Z18032203
- 引渡・支払
- 現状有姿/出荷前銀行振込(公的機関は後払い可)
VF-333-R の参考仕様
型式の一般的な値を、AIがメーカー資料などから調べたものです。この個体を測った値ではありません。
| 電源 | AC200V 50/60Hz |
|---|---|
| 電流 | 10 A |
| 消費電力 | 1.05 kW |
| 内容積 | 0.027 m³ |
| 質量 | 300 kg |
出典: 現品の銘板
液晶注入装置とは
機種一般の解説です(AIによる記述)。この個体の仕様ではありません。
液晶注入装置の仕組みと動作プロセス
液晶注入装置は、2枚のガラス基板の間に形成された数微メートル(μm)という極めて狭い隙間(セルギャップ)へ、液晶材料を気泡なく精密に充填するための真空機器です。主に「真空差圧注入法(ディップ方式)」と呼ばれる仕組みが採用されています。
動作プロセスは、まず空の液晶セル(注入口以外の外周が封止されたガラス基板)と液晶材料を満たした容器を装置内の真空チャンバーにセットすることから始まります。次に、チャンバー内を高真空状態(数Pa以下)まで減圧します。これにより、液晶セル内部に存在する空気や不純物ガスを完全に排出させます。
セル内部が十分に真空化した後、基板の注入口を液晶材料に浸漬(ディップ)させます。この状態でチャンバー内に乾燥窒素などを導入し、内部の圧力を大気圧へと戻していきます。すると、セル内部の真空とチャンバー内の大気圧との間に大きな圧力差(差圧)が生じます。この差圧と、微細な隙間で働く毛細管現象の相乗効果により、液晶材料が吸い上げられるようにセル内部へと均一に充填されていきます。注入が完了した後は、注入口をUV硬化樹脂などで封止します。
液晶注入装置の主な特徴
液晶注入装置には、表示品質の向上と製造歩留まりの確保を実現するために、高度な真空技術と制御技術が組み込まれています。
1. 高精度な真空・圧力復帰制御
注入工程における気泡(ボイド)の発生は、表示不良に直結します。そのため、装置には高性能な真空排気系が備えられており、微小なセル内から確実に脱気を行います。また、大気圧へ戻す際の圧力復帰速度を多段階で精密にコントロールすることで、液晶の急激な流入によるセル基板の歪みや破壊を防ぎます。
2. 厳格な温度・粘度管理
液晶材料は温度変化によって粘度が大きく変動する特性を持っています。装置内部には高精度な加熱・保温メカニズムが搭載されており、液晶材料およびセル基板を最適な温度に維持します。これにより、液晶の流動性を最適化し、注入時間の短縮と充填密度の均一化を両立させています。
3. 高クリーン度とコンタミネーション対策
微小な異物の混入は点欠陥や配向不良の原因となるため、装置全体がクリーンルーム環境に対応した設計となっています。油分を含まないドライ真空ポンプの採用や、発塵を抑えた搬送機構により、極めて高い清浄度を保ちます。
4. タクトタイム短縮のための多連化・自動化
生産性を高めるため、複数の液晶セルを同時に処理できるバッチ式機構や、ロボットアームと連携した基板の自動供給・排出機能を備えている点も大きな特徴です。
液晶注入装置の主な用途
液晶注入装置は、薄型ディスプレイをはじめとする多様な光電デバイスの製造現場で幅広く活用されています。
- 車載用ディスプレイ
- 近年需要が急増しているデジタルメーター、インパネ(CID)、ヘッドアップディスプレイ(HUD)用の液晶パネル製造に使用されます。車載用途では極めて高い信頼性と耐候性が求められるため、気泡の混入を極限まで排除できる真空注入技術が重宝されています。
- 産業機器・医療機器用モニター
- 工場などの操作用タッチパネルや、高精細な表示が求められる医療用画像モニターの分野です。これらは多品種少量生産や長期供給が一般的であり、柔軟な設定変更が可能な液晶注入装置が適しています。
- 民生用小型・中型液晶パネル
- スマートウォッチなどのウェアラブル端末、デジタルカメラの背面モニター、一部のタブレットやPC用パネルの製造に利用されます。
- 特殊光学素子およびスマートウィンドウ
- ディスプレイ用途にとどまらず、光の位相や偏光を制御する空間光位相変調器(LCOS等)、液晶レンズ、電気的に透明度を切り替える調光ガラス(スマートウィンドウ)など、先端技術開発や光学デバイス製造の現場でも欠かせない設備となっています。



