中古 ケースレイ Keithley ピコアンメーター 6485
この商品は売却済みです(2022年3月)。同じ型式をお探しでしたら、お知らせください。
- メーカー
- ケースレイ Keithley
- 型式
- 6485
- 機種
- ピコアンメーター
- 管理番号
- Z21101511
- 引渡・支払
- 現状有姿/出荷前銀行振込(公的機関は後払い可)
ピコアンメーターの買取も行っています
不要になったピコアンメーターがありましたら、無料で査定します。廃棄・処分する前に一度ご相談ください。
6485 の参考仕様
型式の一般的な値を、AIがメーカー資料などから調べたものです。この個体を測った値ではありません。
| 電流レンジ | 2nA〜20mA(8レンジ) |
|---|---|
| 最小分解能 | 10 fA |
| 表示桁数 | 5½ 桁 |
| 確度(2nAレンジ) | ±(0.4%+400fA) |
| 入力電圧降下 | 200 µV |
| 測定速度 | 1000 回/s |
| 最大連続入力電圧 | 220 V DC |
| 最大コモンモード電圧 | 42 V |
| アナログ出力 | 2 V(フルスケール) |
| データバッファ | 2500 件 |
| インターフェース | GPIB(IEEE-488)、RS-232 |
| 電源 | AC100〜120V/220〜240V 50/60Hz 30VA |
| 動作温度 | 0〜50 ℃ |
| 外形寸法(W×D×H) | 214×369×90 mm |
| 質量 | 2.8 kg |
出典: datatec.eu
ピコアンメーターとは
機種一般の解説です(AIによる記述)。この個体の仕様ではありません。
■ ピコアンメーターの基本概念と主な特徴
ピコアンメーターは、ピコアンペア(pA:10のマイナス12乗アンペア)という極めて微小な電流を正確に測定するための専門的な電気計測器です。一般的なデジタルマルチメーターでは測定不可能な、ナノアンペア(nA)からフェムトアンペア(fA:10のマイナス15乗アンペア)レベルの超微小電流を評価する際に不可欠な機器となっています。
ピコアンメーターの最大の価値は、極小の信号を高精度かつ低ノイズで捕捉できる点にあります。主な特徴として、第一に「極めて低い入力負荷電圧(バーデンボルテージ)」が挙げられます。通常の電流計は内部抵抗によって測定回路に電圧降下を引き起こし、測定値に誤差を与えます。しかし、ピコアンメーターは特殊な回路構成により、入力端子間の電圧降下を数ミリボルト以下(理想的にはゼロに近い状態)に抑え、測定対象の回路状態を乱すことなく微小電流を測定できます。
第二の特徴は、「高インピーダンスと高度なノイズ対策」です。微小電流の測定では、周囲の電磁ノイズやケーブルの振動、絶縁体の表面漏れ電流が大きな誤差原因となります。そのため、ピコアンメーターは内部回路に低漏れ電流素子を採用し、三軸(トライアキシャル)構造のシールドケーブルやガード技術を導入することで、外部ノイズや漏れ電流の影響を徹底的に排除しています。
■ 微小電流を計測する仕組みと技術
ピコアンメーターが微小な電流を電圧に変換して計測する仕組みには、主に「フィードバック型電流計(トランスインピーダンスアンプ)」の回路方式が用いられています。
一般の電流計で用いられる「シャント方式」は、測定回路に直列に抵抗を挿入し、その両端に生じる電圧を測定します。しかし、微小電流で十分な電圧を得ようとすると抵抗値を非常に大きくする必要があり、大きな電圧降下が発生して正確な測定ができません。
これに対し、ピコアンメーターで採用されるフィードバック方式では、高入力インピーダンスを持つ演算増幅器(オペアンプ)の帰還路に高精度な帰還抵抗(フィードバック抵抗)を配置します。入力された微小電流はすべてこの帰還抵抗を通り、オペアンプの出力側に電流値に比例した電圧が発生します。オペアンプの仮想接地(バーチャルグランド)作用により、入力端子間の電圧はほぼゼロに保たれるため、測定対象に影響を与えずに電流を検出できます。
さらに、測定精度を高めるために「ガード技術」が用いられます。測定ラインの周囲に同じ電位のガード導体を配置することで、絶縁物を経由して流れる漏れ電流を遮断し、純粋な測定対象の電流のみをオペアンプに導く仕組みになっています。また、電源周波数ノイズをキャンセルするための積分型A/Dコンバータや、静電気・電磁波を遮蔽するファラデーケージの併用も正確な計測を支える重要な要素です。
■ ピコアンメーターの主な用途と活用分野
ピコアンメーターは、先端技術の研究開発から製造ラインでの品質検査まで、幅広い産業分野で利用されています。
半導体および電子部品分野では、トランジスタのゲート漏れ電流(リーク電流)の評価や、ダイオード、LEDの微小暗電流の測定に不可欠です。半導体デバイスの微細化に伴い、待機電力の削減や絶縁膜の信頼性評価において、ピコアンメーターによる超低電流測定が重要な役割を果たします。また、フォトダイオードや光電管などの光センサーが光を受けた際に生じる微弱な光電流の測定にも使用されます。
材料科学分野では、高機能プラスチック、セラミックス、ガラスなどの高絶縁性材料の絶縁抵抗測定や体積固有抵抗・表面固有抵抗の算出に活用されます。さらに、静電気の帯電量評価や、圧電材料・誘電体材料の微小電荷・電流応答の解析にも用いられます。
バイオ・化学・物理分野では、イオンチャネルを通過する生体電流の計測、分子エレクトロニクスデバイスの特性評価、電気化学セルでの微小反応電流の検出などに適用されます。宇宙・放射線計測においては、電離箱(イオンチェンバー)から出力される微弱な放射線検出信号や、電子ビームの電流強度測定など、基礎科学研究の現場でも広く導入されています。



