中古 大亜真空 DIAVAC コールドカソード CT-1DA
この商品は売却済みです(2014年5月)。同じ機種の在庫をご覧ください。
- メーカー
- 大亜真空 DIAVAC
- 型式
- CT-1DA
- 機種
- コールドカソード
- 仕様
- コントローラー
- 管理番号
- E040405
- 写真
- 記録なし
- 引渡・支払
- 現状有姿/出荷前銀行振込(公的機関は後払い可)
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コールドカソードとは
機種一般の解説です(AIによる記述)。この個体の仕様ではありません。
電子管やディスプレイなどの電子源として用いられる陰極(キャソード)には、加熱して電子を放出させる「熱陰極(ホットカソード)」と、加熱せずに電子を放出させる「冷陰極(コールドカソード)」の2種類が存在します。冷陰極は、室温またはそれに近い低温状態で電子を放流させる技術です。
冷陰極が電子を放出する主な仕組みには「電界放出(フィールドエミッション)」と「二次電子放出(ガス放電)」があります。
最も代表的な電界放出のメカニズムでは、金属や半導体の表面に非常に強い電界(高電圧)を印加します。これにより、電子が物質の持つポテンシャル障壁を量子力学的な「トンネル効果」によって通過し、外部の真空空間へと飛び出します。この現象を起こしやすくするため、電子を放出するエミッタ(針状の電極)の先端をナノレベルで極めて鋭利に加工し、電界を集中させる工夫がなされています。
一方、ガス放電を利用するタイプでは、低圧のガス中に高電圧をかけ、電界によって加速されたイオンが陰極表面に衝突した際に飛び出す二次電子を利用して持続的な放電を行います。
冷陰極には、従来の熱陰極と比較して多くの優れた特徴があります。
1. 省エネルギーと低発熱
熱陰極のように電熱線(フィラメント)を数千度まで加熱する必要がないため、ヒーター電力を必要とせず、無駄な電力消費を大幅に抑えられます。また、熱の発生が非常に小さいため、周辺部品への熱影響(熱劣化や熱変形)を防止でき、機器全体の冷却設計が容易になります。
2. 即時点灯性と高速応答性
加熱のための待ち時間(ウォームアップ時間)が存在しないため、電圧を印加した瞬間に電子の放出を開始できます。これにより、急速な制御や高速なパルス動作が必要な用途に適しています。
3. 長寿命と高い信頼性
高温動作によるフィラメントの熱断線や蒸発という概念が存在しないため、物理的な破損がない限り長寿命です。
4. 優れたビーム品質
電界放出型の冷陰極から放出される電子線は、エネルギーの揃い具合(単色性)が高く、極めて細く絞ることができるため、高い分解能を得ることができます。
一方で、電子を放出させるために高電圧の制御回路が必要となる点や、電界放出型においては電子放出部の微細構造を維持するために極めて高い真空度(超高真空)が要求される点などが技術的な課題となります。
冷陰極の優れた特性は、精密科学機器から産業機器、宇宙分野に至るまで多岐にわたる用途で活用されています。
- 高分解能な電子顕微鏡
- 電界放出形走査電子顕微鏡(FE-SEM)や透過電子顕微鏡(FE-TEM)の電子源として不可欠です。細く揃った電子ビームを照射できるため、ナノメートルオーダーの微細構造を鮮明に観察・分析できます。
- 医療および産業用X線源
- 冷陰極を用いたX線管は、瞬時にX線を照射でき、かつ小型化が可能です。これにより、災害現場や home care で使われるポータブルX線撮影装置や、工場の製造ラインで製品を高速検査する非破壊検査装置に応用されています。
- 真空計(計測機器)
- 真空技術の分野では「冷陰極真空計(ペニングゲージなど)」として広く利用されています。残留ガスを電離させた際の放電電流を測定することで、高真空域の圧力を高精度に測定します。
- 照明および表示装置
- 液晶テレビのバックライトや店舗の看板として普及した冷陰極蛍光ランプ(CCFL)のほか、ネオン管などに利用されてきました。また、各画素に微細な冷陰極を配置するフィールドエミッションディスプレイ(FED)の技術基盤でもあります。
- 宇宙・新素材分野
- 近年では、カーボンナノチューブ(CNT)を冷陰極のエミッタとして利用する開発が盛んです。宇宙機の推進装置であるイオンエンジンの中和器や、超小型の電子デバイスへの応用が進められています。
