中古 Ami ヘリウム液面計 Model110A
この商品は売却済みです(2021年4月)。同じ型式をお探しでしたら、お知らせください。
- メーカー
- Ami
- 型式
- Model110A
- 機種
- ヘリウム液面計
- 仕様
- センサー無し
- 管理番号
- Z19091313
- 引渡・支払
- 現状有姿/出荷前銀行振込(公的機関は後払い可)
ヘリウム液面計とは
機種一般の解説です(AIによる記述)。この個体の仕様ではありません。
ヘリウム液面計の主な特徴
ヘリウム液面計は、沸点が約マイナス269度(約4.2ケルビン)という極低温の液体ヘリウムの残量や液面位置を高精度に測定するための専門的な計測機器です。一般的な液体とは異なり、極低温状態で存在する液体ヘリウムは非常に蒸発しやすく、かつ高価であるため、厳格な管理が求められます。
主な特徴として、第一に「極低温環境での高い測定精度」が挙げられます。絶対温度に近い過酷な環境下であっても、微小な液面変化を正確に捉えることが可能です。第二に「侵入熱を抑えた省エネ設計」です。液面計自体が発熱したり外部からの熱を伝導したりすると、貴重な液体ヘリウムが蒸発して失われてしまいます。そのため、センサー部や配線には熱伝導率が極めて低い特別な素材が使用され、熱によるヘリウムの揮発損失を最小限に抑えています。さらに、リアルタイムでの連続監視が可能であり、異常な減量を素早く検知して機器の保護や補給タイミングの把握に貢献します。
ヘリウム液面計の測定の仕組み
ヘリウム液面計の測定原理にはいくつかの方式が存在しますが、最も広く採用されているのが「超電導線の電気抵抗変化を利用した方式」です。
この方式では、ニッケルチタン合金などの超電導体を加工した極細の線をセンサー(探針)として容器内に垂直に配置します。超電導体は一定の温度(臨界温度)以下になると電気抵抗が完全になくなる性質を持っています。
測定時には、このセンサー線にわずかな測定用電流を流します。液体ヘリウム中に浸かっている部分の超電導線は、液体によって直接冷却されて臨界温度以下に保たれるため、電気抵抗はゼロになります。一方、液面より上の気体領域にある超電導線は、電流による微小な自己発熱と気体の温度によって臨界温度を超え、電気抵抗を持つ状態(常電導状態)に変化します。
このとき、センサー全体の電気抵抗値を測定すると、その抵抗値は「気体中に露出している超電導線の長さ」に正確に比例します。これにより、全抵抗値を読み取るだけで、液面がどの高さにあるかを電気信号として正確に算出することができます。なお、この超電導方式のほかにも、気体と液体の誘電率の違いを検出する静電容量方式なども用途に応じて使用されています。
ヘリウム液面計の主な用途
ヘリウム液面計は、超電導技術や極低温技術を必要とする最先端の産業・研究分野で不可欠な役割を果たしています。
最も代表的な用途の一つが、医療現場で使用されるMRI(磁気共鳴画像診断装置)です。MRIの内部にある強力な磁石は超電導状態を維持する必要があり、その冷却媒体として液体ヘリウムが充填されています。液面計によってヘリウム量を常時監視し、枯渇による超電導状態の破綻(クエンチ現象)を未然に防ぐために活用されています。
また、大学や企業の研究所に設置されているNMR(核磁気共鳴)分光計や、物理学実験で用いられる粒子加速器、核融合研究設備などの大型超電導マグネットの冷却管理にも欠かせません。さらに、近年開発が加速している量子コンピューターの冷却システムや、宇宙観測用の超高感度センサーの冷却、半導体材料の物性評価装置など、極低温状態を維持しなければならない最先端テクノロジーの現場で広く導入されています。



