中古 パルステック工業 残留応力測定装置 μ-X360s
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- メーカー
- パルステック工業
- 型式
- μ-X360s
- 機種
- 残留応力測定装置
- 年式
- 2019年
- 管理番号
- Z26030401
- 引渡・支払
- 現状有姿/出荷前銀行振込(公的機関は後払い可)
残留応力測定装置とは
機種一般の解説です(AIによる記述)。この個体の仕様ではありません。
残留応力測定装置の仕組みと技術的原理
残留応力とは、外部からの荷重が取り除かれた後も材料内部に残る巨視的な応力を指します。金属加工、溶接、熱処理などの工程で発生し、製品の強度や耐久性に大きな影響を与えるため、これを精緻に数値化する残留応力測定装置が不可欠となります。装置の主な仕組みは、測定対象を壊さずに測定する非破壊方式と、一部を加工して測定する破壊・半破壊方式に大別されます。
非破壊方式の代表格であるX線回折(XRD)法は、結晶材料にX線を照射した際の回折現象を利用します。材料内部に応力があると結晶格子間隔が変化するため、ブラッグの法則に基づき回折角のズレを計測することで、表面近傍の残留応力を算出します。より深部の応力を測定する場合には、透過力の高い中性子回折法が用いられます。また、音波の伝播速度が応力によって変化する音響弾性効果を利用した超音波法や、強磁性体の磁気特性変化を捕らえるバルクハウゼン効果を利用した磁気的測定法もあります。
一方、半破壊方式の代表である穿孔(せんこう)法は、対象物に微小な孔をあけ、応力の解放に伴って生じる周囲の歪みを歪みゲージで計測することで、深さ方向の応力分布を解析する仕組みです。
残留応力測定装置の主な特徴
残留応力測定装置には、製品の信頼性向上や製造プロセスの最適化に寄与する数多くの特徴があります。
1.製品を破壊しない非破壊検査技術の進歩
特にX線を用いた装置は、製品を破損させずに品質評価ができるため、全数検査や出荷前検査への適用が可能です。製品の品質を損なうことなく、微小な評価領域の応力を可視化できます。
2.小型化・ポータブル化による現場測定の実現
従来の残留応力測定機は大型の実験室設置型が主流でしたが、近年では持ち運びが可能な小型ポータブル装置が普及しています。これにより、大型構造物や現地に設置された設備の解体を行わずに、その場で残留応力を測定できるようになりました。
3.2次元・3次元による残留応力の可視化
最新の測定システムでは、単一箇所の点測定にとどまらず、エリア全体の応力分布をカラーマップとして可視化する機能が充実しています。応力集中部位を瞬時に特定できるため、設計変更や加工条件の修正を効率的に行えます。
4.表面処理効果の定量的な評価
金属の疲労強度を高めるために行われるショットピーニング加工や熱処理において、狙い通りの圧縮残留応力が付与されているかを正確に評価・検証できます。
残留応力測定装置の具体的な用途
残留応力測定装置は、安全性の確保と製品の高寿命化が求められる多種多様な産業分野で活用されています。
- 自動車および輸送機器産業
- ギア、クランクシャフト、スプリングなどの重要保安部品において、鍛造や熱処理、ショットピーニング工程後の残留応力を測定します。これにより、走行中の金属疲労による破損事故を未然に防ぎます。
- 航空宇宙産業
- ジェットエンジンのタービンブレードや機体フレーム構造材など、絶対的な信頼性が求められる部材の検査に用いられます。難削材の加工時や溶接時に発生する引張残留応力を管理し、破壊リスクを低減します。
- インフラおよびプラント設備
- 橋梁、パイプライン、原子力・火力発電所の圧力容器や配管の溶接部において、経年劣化や応力腐食割れ(SCC)の危険度を予測・診断するために使用されます。現場での非破壊測定機能が強く求められる分野です。
- 精密機械および半導体・電子部品
- シリコンウェハの研磨工程や、薄膜成形処理後の内部ストレス測定に活用されます。基板の反りやクラックの発生を抑え、歩留まり向上に貢献します。
- 金属加工作業および積層造形(3Dプリンター)の品質管理
- 金属3Dプリンターによる造形物は、急激な加熱冷却により大きな残留応力が発生しやすく、歪みや割れの原因となります。造形条件の最適化や熱処理による応力除去効果の確認に測定装置が利用されています。



