中古 日立 Hitachi 電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM) S-5200
この商品は売却済みです(2016年2月)。同じ型式をお探しでしたら、お知らせください。
- メーカー
- 日立 Hitachi
- 型式
- S-5200
- 機種
- 電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM)
- 管理番号
- F090310
- 写真
- 記録なし
- 引渡・支払
- 現状有姿/出荷前銀行振込(公的機関は後払い可)
電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM)の買取も行っています
不要になった電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM)がありましたら、無料で査定します。廃棄・処分する前に一度ご相談ください。
S-5200 の参考仕様
型式の一般的な値を、AIがメーカー資料などから調べたものです。この個体を測った値ではありません。
| 分解能(30kV) | 0.5 nm |
|---|---|
| 分解能(1kV) | 1.8 nm |
| 倍率(高倍率モード) | 800〜2000000 倍 |
| 倍率(低倍率モード) | 60〜10000 倍 |
| 電子銃 | 冷陰極電界放出形 |
| 加速電圧 | 0.5〜30 kV |
| 試料移動範囲 | X ±3.5・Y ±2・Z ±0.3 mm |
| 試料傾斜 | ±40 ° |
| 最大試料サイズ(平面試料) | 5.0×9.5×3.5 mm |
| 到達真空度(電子銃室) | 1×10⁻⁷ Pa |
| 到達真空度(試料室) | 7×10⁻⁵ Pa |
| 電源 | 単相 AC100V 50/60Hz 4kVA |
| 本体外形寸法(W×D×H) | 890×1030×1660 mm |
| 本体質量 | 600 kg |
| 冷却水量 | 1〜1.5 L/min |
出典: メーカー資料
電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM)とは
機種一般の解説です(AIによる記述)。この個体の仕様ではありません。
電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM)は、極細に絞った電子線を試料表面に照射・走査し、そこから放出される電子を検出することで、微細構造を高倍率かつ高解像度で観察する装置です。
FE-SEMの核心部である仕組みは、電子源に「電界放出形電子銃(FEG)」を採用している点にあります。従来の熱電子型SEMのようにフィラメントを加熱して電子を放出させるのではなく、非常に鋭利な金属針の先端に強い電界をかけることで、常温のままトンネル効果によって電子を引き出します。こうして得られた高輝度かつエネルギー幅の狭い電子線は、磁界レンズによって数ナノメートル以下にまで絞り込まれ、試料表面を2次元的に走査します。電子線が照射された試料から放出される二次電子や反射電子を検出器で捉え、その強弱を画像信号に変換することで、表面の緻密な立体像が得られます。
FE-SEMの最大の特徴は、圧倒的な高分解能と低加速電圧における優れた観察性能です。電子線の輝度が高いため、加速電圧を低下させても十分な信号量と細いビーム径を維持できます。低加速電圧で観察を行うと、電子線の試料内部への侵入が抑えられ、極表面の微細な凹凸情報のみを鮮明に捉えることができます。また、電子線による熱損傷を軽減できるほか、電気を通さない絶縁体試料で問題となる帯電(チャージアップ)現象を大幅に抑制できるため、導電性コーティングなどの前処理を最小限に抑えた観察が可能です。さらに、光学顕微鏡に比べて被写界深度が非常に深く、凹凸の激しい試料でも深部までピントの合った画像が得られます。
用途は非常に多岐にわたり、最先端の産業や研究分野で広く活用されています。半導体・電子部品分野では、微細化が進む集成回路の構造確認、パターン幅の計測、欠陥解析や異物特定など、品質管理および不具合原因の究明に不可欠なツールとなっています。
材料科学分野では、カーボンナノチューブやグラフェンをはじめとするナノ材料の形態観察、金属やセラミックスの破断面解析、高分子材料の相分離構造の評価などに利用されています。エネルギー分散型X線分析(EDS)などの分析装置を組み合わせることで、微小領域の形状観察と元素分析を同時に行うことも一般的です。
生物・医学分野においても、細胞表面の微細構造やウイルス、細菌などの観察に役立てられています。低加速電圧観察により、生体試料へのダメージを抑えながら、本来の構造に近い状態での詳細な解析が行えます。